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☆SAPPORO STORY

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サッポログループのさまざまな社会課題への取り組みと、それを支える社員の想いや苦労を熱く、詳しくお届けします!
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記事一覧

気候変動から大麦を救え!カナダでの自社開発大麦栽培に奮闘している若手女性研究員

 サッポロビールは創業期よりビールの原料研究・育種に力を入れており、これまで多くの大麦やホップの自社開発品種を世に送り出し、現在は、気候変動に対応する原料開発にも注力しています。 サッポロビールの原料の取り組みには品質、安定調達、環境との調和、社会との共栄(生産者との協働)という4つの目標を掲げた、他のビールメーカーにはない「フィールドマネジメント」という総合的な麦芽・ホップ調達活動があります。そして、そのフィールドマネジメントを推進するのは、育種、栽培、加工の知識と経験を有

「会社をひとつのチームにしていきたい」社内インターン制度づくりにかけた思い

ポッカサッポロでは、新しい取り組みとして2021年から「社内インターン制度」を導入しました。   「社内インターン制度」とは、所属している部署以外の業務に興味・関心を持っている社員が、希望する部署で3~5日間ほど業務に携わることができる制度です。   この社内インターン制度を策定し、実施に動いたのが人事総務部の柳川貴紘さん。「実は上司との雑談から生まれた」という社内インターン制度策定のきっかけや思い、また実現までの日々について話を聞きました。 「社内インターン制度」導入の2

世界中のビール愛飲家、大麦生産者、麦芽製造者みんなが末永くHAPPYになれる大麦を開発

これまでにnoteで気候変動による降雨量増加への耐性を持つ大麦と、ビールのおいしさを長持ちさせる性質を持つ大麦を紹介してきましたが、ついにこの2つの大麦の強みを併せ持つ大麦の開発に成功しました。その名も「Dual-S大麦」。今回は、この大麦を開発する上でのエピソードはもちろん、この大麦が未来のビール業界にもたらす意義について経営企画部サステナビリティグループの渥美さんと原料開発研究所の木原さんにお話を聞いてきました。  ――――――渥美さんはこれまでにどのような業務をされて

がん社内コミュニティCan Starsで仲間に安心と働きがいを届けたい

  がんになっても働き続けたい———日本ではがんになる人の3割は就労世代(15歳~65歳)で発症していると言われていますが、医療の進歩により、現在がん治療は仕事と両立できるようになっています。  そうしたなか、サッポロビールでは、“がん”と共に働ける風土づくりを目指し、2019年にがん社内コミュニティCan Starsを発足し、現在もさまざまな取り組みを進めています。   今回はCan Stars立ち上げに関わり、フロントランナーとして今も新たな道をカイタクし続けている村本さ

お客様にお料理を届けるまで~食材のストーリーを語るサッポロライオンの責任

飲食店で食事をするとき、皆さんは何を楽しみにしていますか? 美味しいお料理、心地よい雰囲気、そして素晴らしいサービスなど楽しみ方は人それぞれですが、その楽しさの大前提となる美味しいお料理の背景には、私たちが普段目にすることのない多くのストーリーが詰まっています。 目の前にあるお料理がなぜ美味しいのか、提供されるまでのストーリーを知ることができたら、きっとそのお料理は皆さんにとって意味のあるものとなり、価値のある飲食体験になるはずです。 サッポログループの外食企業であるサッポ

レモンそのもののファンを増やしたい【「レモン啓発」という仕事】

誰もが知っていて、とても身近な存在のレモン。でも、レモンについて深く考える機会は意外と少ないかもしれません。   現在、ポッカサッポロでは「レモン啓発」に力を入れており、「キレートレモン」や「ポッカレモン100」といったレモンを使った製品だけでは伝わらないレモンの魅力を、ウェブサイトや小学校への出張授業などを通して発信しています。   そのレモン啓発の活動を担当している一人が、髙橋佳那さん。「レモンそのもののファンをもっと増やしたい」と語る髙橋さんのレモン啓発に対する思いにつ

恵比寿ガーデンプレイス30周年にかけた想い

私たちサッポログループの本社がある恵比寿は、1890年に日本麦酒醸造会社(サッポロビールの前身)が「恵比寿ビール」を造り始めた場所で、当時は荏原郡目黒村と呼ばれていました。1901年にはビール専用の貨物駅「恵比寿停車場」ができ、その後旅客駅「恵比寿駅」ができたことで、地名も「恵比寿」となりました。この地で約100年にわたりビール製造を続けてきましたが、ビール市場の伸長と製造キャパシティ、都心部の物流事情などの課題から一旦幕を閉じ、ビール製造は千葉工場に引継ぎ、1994年に恵比

育休とってみてどうだった?経験者のリアルに迫ってみた

2022年10月からスタートした「産後パパ育休制度」が後押しとなり、男性の育休取得がより身近になりましたね。サッポロビールでも男性育休が浸透し、2023年にはついに「男性育休取得率100%」を達成しました! 今回は、もうすぐ産休・育休に入る編集部女子が、育休を取得した男性社員、またパートナーが育休を取得した女性社員のリアルな声と実態に迫ってみました。 ポイントは「“早めの相談”と“勇気”!」 日頃からの工夫で1ヵ月の育休を取得した営業担当 ――黒岩さんは、いつ・どのくら

レモン農家の先輩たちに助けられ、いざ、初植えから初収穫へ【自社レモン農園ができるまで/後編】

※本記事は2022年4月に「ポッカサッポロ公式note」で公開した記事の転載となります 国産レモンの需要が高まるにつれ見えてきたのは、第一次産業が抱える生産者の高齢化や担い手不足という課題の数々でした。この課題を理解し、地域活性化や国産レモンの継続的な発展を目指すため、ポッカサッポロの「自社農園」という新たな挑戦が始まりました。  しかし、農業経験のない社員が一から農園をつくることは、想像以上に大変なことの連続でした。何もかもが初めてで、予測できないことばかりの日々。果た

ビールのおいしさを守る特別な大麦を開発した研究者の挑戦

ドイツの古いことわざに「ビールは醸造所の煙突が見えるところで飲め」というものがあります。 これは「ビールは新鮮なほどおいしく、時間が経つと本来の味が損なわれていく」という意味です。昔からビールは温度変化や時間の経過によって、おいしさに影響が出る非常に繊細な飲み物なのです。   現在、「サッポロ生ビール黒ラベル」には「旨さ長持ち麦芽」という特別な原料が一部使用されています。サッポロビールは2001年に岡山大学との共同研究で「ビールを劣化させる原因となる酵素であるLOX-1を持た

レモンという素材と真摯に向き合いたい【自社レモン農園ができるまで/前編】

※本記事は2022年4月に「ポッカサッポロ公式note」で公開した記事の転載となります 私たちポッカサッポロは、「レモンの価値を通して、みなさまのお役に立ちたい」「国内にレモンをしっかりと根付かせたい」そんな思いのもと、長年にわたりレモンの素材研究やレモン商品の製造・販売に携わってきました。  昨今では、レモンを使っていただく機会やシーンが広がってきたことで国産レモンの市場が伸長していますが、その一方で、国産レモンの生産が追いつかないという厳しい現実も……。 そこで、私た

未来のビールを守れ!気候変動リスクに挑む大麦研究者の想い

昨今、集中豪雨や線状降水帯、干ばつなど、気候変動が農作物を襲っており、その被害が世界で広がっています。世界的な科学誌では、気候変動による原料の収量減によりビールの値段が価格するリスクも書かれています。 サッポロビールは1876年の創業期より原料にこだわって、ビール造りを続けてきました。未来のビールを守るため、原料研究の成果の一つとして、2022年春には気候変動に対応できる大麦の発見を正式に発表しました。 今回は入社以来30年以上、一貫して大麦研究を行ってきたサッポロビール原

星のマークの由来

サッポロといえば星これがサッポログループのコーポレートマークです。実は、この星には「サッポロシャイニングスター」という名前もあるんですよ。 会社のマークだけでなく、サッポロ生ビール黒ラベルをはじめ、多くの商品にも星のマークが描かれているので、サッポロ=星のマークとイメージされる方も多いのでは?と思います。 星はいつから使っている?では、星をいつから使っているのかと言いますと、1877(明治10)年から。この年に発売になった「札幌ビール」のラベルが、サッポログループが星のマ

サッポログループ公式note「☆SAPPORO」はじめます

はじめまして、サッポログループ公式note「☆SAPPORO」編集部です。  ご訪問いただき、ありがとうございます!   サッポログループのさまざまな取り組みと、それにかかわる社員の熱意を多くのみなさまに、より深く伝えていきたいということからnote公式アカウントを立ち上げることになりました。   最初の記事となる今回は、note立ち上げに至った経緯、これからどういったことを語っていきたいのかをお伝えします。それと、☆SAPPORO に込めた想いも説明させてください。 そ